神奈川県 N.Y様
〈木型制作の核心−その2〉
(前回からの続き)細く大変ソフトな足ながらも、甲に骨の突出があるこちらも最難度の足。お二人の靴づくりにおける試行錯誤の末に見えてきたのは木型制作の核心とでもいうべきものでした。それは、足の形が複雑であるほど、その特徴を反映しながらも、部分的な形に囚われずに、調和の取れた自然な面のつながりを持った木型にすること。つまり目指すべきは、木型として自然な形でありながら、個々人の足の印象が感じられるような木型なのです。
ラスト:フルスクラッチ/スクエア、アッパー:フレンチカーフ/ダークブラウン、ソール:スクエアウエスト/ダブルソール
- 2011.12.11 Sunday
- Lace-up Derby