愛媛県 S.H様
〈ビスポークで靴をつくるということ〉
二足目を一足目の同型にパンチドキャップのアレンジを加え、お色違いでオーダーいただいた今回のお客様。実は、ご予約をいただいてからオーダーの最終確認をするまでに、少し時間が空いてしまいました。その間、ご自身の靴に気持ちを向ける余裕がなくなるような出来事があったといいます。ビスポークで靴をつくるということは、単に新しく身につけるものを手に入れるという喜びや楽しみだけでなく、ビスポークすること自体がお客様のその時の気持ちを反映し、また相乗して気持ちを高めるもの。そうしたお客様の人生に、一時でも関わるような仕事であることを改めて自覚した一足です。
ラスト:フルスクラッチ/ラウンド、アッパー:ジャーマンカーフ/ダークブラウン、ソール:スクエアウエスト
- 2013.05.01 Wednesday
- Lace-up Oxford